自動車遍歴 17
メルセデスベンツ Cクラスワゴン W206
1.購入に至る経緯
W205の車検が近づいてきました。エアサスの乗り心地を気に入っていたたけ、車検を通すつもりでした。しかし、ちょうど中古車相場が高くなっていたましたので、下取に出すなら今のうちと考え、思い切って買い替えることにしました。
W206が発売された頃は、欧州車の流れは電気自動車でした。メルセデスベンツも宣伝は、電気自動車が中心でした。ガソリン自動車は消滅する可能性があったのか、モデルチェンジは、内装が主で、ボディや乗り心地はW205とさほど変わりません。有名な自動車評論家も、自家用車に購入された話は聞きませんでした。そんな訳でW206はW204やW205を購入した時ほどの、購入欲にはならず、他メーカーへの乗り換えも検討することとしました。
個人的にDセグメントのワゴンが好きなので、候補としては、国産ならレボーグ、輸入車では、プジョー508、BMW3シリーズ、アウディA4、メルセデスベンツなどが候補になりました。円安で輸入車の価格が高くなっているので、スバル車の戻ろうかとも思いましたが、共用する妻の「スバルはださい」との発言で、断念しました。プジョーは小回り性能に劣り、アウディはモデル末期のため、候補から外しました。BMWかメルセデスベンツしようと思い、メルセデスベンツの見積もりを見て、納得いかない価格なら、BMWの見積もりも出してもらう計画としました。
メルセデスベンツは、強気の価格設定で、オプションを付けると800万円を超えてしまいます。これまでは、高年式低走行の試乗車など高品質車が格安になっている物を購入していましたが、今回はタマ数が少なく割高感が否めない状況でした。個人的には、オプションの少ない、アバンギャルド使用ではない中古車がお買い得で、乗り心地も良好と考えましたが、妻が「ラジエータグリルがスリーポイントスターのがいい」とのことで、候補から外しました。結局C200(購入時は初期に設定されていたC180がなくなっていました)一択で、交渉となりました。
下取が予想通り、メルセデスベンツにしては高かったのと、決算前で大幅値引きが得られたため、結局、商談当日に購入を決定しました。
2.納車時トラブル
これまで通り、納車日にディーラーで説明を受け、乗り込み、そして店を出ようとしたところ、ヘッドライトのエラーが出ていることに気が付きました。指摘すると、「ソフトをアップデートしてみます」と。20程度で「エラーは消えました」と。そのまま自宅に帰り、一旦エンジンを切り、再始動すると、すぐに再度エラーが出現しました。エラーのためアダプティブハイビームが使えずとなりました。すぐに、担当者に報告すると、「とりあえず乗ってください」とのこと。輸入車に故障が多いのは承知していましたが、まさか新車の納車時から故障しているとは。故障したまま納車するとは。何のための納車前整備なのか。結局1か月後に、サービス入庫し、1週間かけて関連部品を全て取替えて、ようやく直りました。うれしい気持ちが台無しの納車でした。さらに、修理の間に借りた代車でトラブルが二つありました。ひとつは、前に借りた人がETCカードを車内に忘れたと、途中で連絡がありましたが、私も移動途中でしたので、ディーラーまで届けに行かねばなりませんでした。代車返却時には、一通り確認していれば防げたことです。もう一つは、修理が完成した車を届けていただくことになったのですが、約束した日にちを忘れられてしまいました。おかげで、自宅には充電設備が内にもかからず、代車が電気自動車であったため(気を利かせてくれたのだと思いますが)、電欠にならないかヒヤヒヤしながらの運転になりました。約束の日の前日には、再確認の電話かメールをすれば、防ぐことができるトラブルです。
3.W206について
W205は前期型のC180セダンと後期型のC200ワゴンに乗りましたが、エアサスの軟らかい乗り心地以外は、C180で十分で、エンジンに関しては少人数であれば、C180の方が乗りやすく、明かに静かでした(C180 は1600cc、C200は1500未満で、BSGは時に不快なショックを伴います)。W206の最大の利点は、C200後期のこの欠点が改善し、高価格車らしい、静かさと(遮音性が良くなった)なめらかさが得られたことと思います。(BSGがISGに変わっています)フロントドアが、重くなり重厚感が出ています。実際のカメラ映像に重ねて表示されるARナビは、私には不必要ですが、曲がるタイミングがよく分からないと困っていた妻には好評です。ナビを含めた液晶画面がボルボ同様に縦長に大きくなったのは、かなり使いやすくなりました。車を二人で共有するため、それぞれの鍵を認識して、各種設定を個人別に調整してくれるのが助かります。標準のオーディオの音が、かなり良くなりました。W205の合成革と言うが、実際はほぼビニルシートよりは、W206の標準バックスキンと布のコンビネーションシートの方が、かなり座り心地がよいです。ヘッドアップディスプレイは、表示フォントが大きく、情報数も多く、視認性がよいです。
一方、気になるところは、フロント先端の地上高が低く、道路の上り屈曲部で擦ってしまうことがあります。新しい分、燃費の改善を期待しましたが、W205プラス2Km/L程度入に至る経緯
W205の車検が近づいてきました。エアサスの乗り心地を気に入っていたたけ、車検を通すつもりでした。しかし、ちょうど中古車相場が高くなっていたましたので、下取に出すなら今のうちと考え、思い切って買い替えることにしました。
W206が発売された頃は、欧州車の流れは電気自動車でした。メルセデスベンツも宣伝は、電気自動車が中心でした。ガソリン自動車は消滅する可能性があったのか、モデルチェンジは、内装が主で、ボディや乗り心地はW205とさほど変わりません。有名な自動車評論家も、自家用車に購入された話は聞きませんでした。そんな訳でW206はW204やW205を購入した時ほどの、購入欲にはならず、他メーカーへの乗り換えも検討することとしました。
個人的にDセグメントのワゴンが好きなので、候補としては、国産ならレボーグ、輸入車では、プジョー508、BMW3シリーズ、アウディA4、メルセデスベンツなどが候補になりました。円安で輸入車の価格が高くなっているので、スバル車の戻ろうかとも思いましたが、共用する妻の「スバルはださい」との発言で、断念しました。プジョーは小回り性能に劣り、アウディはモデル末期のため、候補から外しました。BMWかメルセデスベンツしようと思い、メルセデスベンツの見積もりを見て、納得いかない価格なら、BMWの見積もりも出してもらう計画としました。
メルセデスベンツは、強気の価格設定で、オプションを付けると800万円を超えてしまいます。これまでは、高年式低走行の試乗車など高品質車が格安になっている物を購入していましたが、今回はタマ数が少なく割高感が否めない状況でした。個人的には、オプションの少ない、アバンギャルド使用ではない中古車がお買い得で、乗り心地も良好と考えましたが、妻が「ラジエータグリルがスリーポイントスターのがいい」とのことで、候補から外しました。結局C200(購入時は初期に設定されていたC180がなくなっていました)一択で、交渉となりました。
下取が予想通り、メルセデスベンツにしては高かったのと、決算前で大幅値引きが得られたため、結局、商談当日に購入を決定しました。
2.納車時トラブル
これまで通り、納車日にディーラーで説明を受け、乗り込み、そして店を出ようとしたところ、ヘッドライトのエラーが出ていることに気が付きました。指摘すると、「ソフトをアップデートしてみます」と。20程度で「エラーは消えました」と。そのまま自宅に帰り、一旦エンジンを切り、再始動すると、すぐに再度エラーが出現しました。エラーのためアダプティブハイビームが使えずとなりました。すぐに、担当者に報告すると、「とりあえず乗ってください」とのこと。輸入車に故障が多いのは承知していましたが、まさか新車の納車時から故障しているとは。故障したまま納車するとは。何のための納車前整備なのか。結局1か月後に、サービス入庫し、1週間かけて関連部品を全て取替えて、ようやく直りました。うれしい気持ちが台無しの納車でした。さらに、修理の間に借りた代車でトラブルが二つありました。ひとつは、前に借りた人がETCカードを車内に忘れたと、途中で連絡がありましたが、私も移動途中でしたので、ディーラーまで届けに行かねばなりませんでした。代車返却時には、一通り確認していれば防げたことです。もう一つは、修理が完成した車を届けていただくことになったのですが、約束した日にちを忘れられてしまいました。おかげで、自宅には充電設備が内にもかからず、代車が電気自動車であったため(気を利かせてくれたのだと思いますが)、電欠にならないかヒヤヒヤしながらの運転になりました。約束の日の前日には、再確認の電話かメールをすれば、防ぐことができるトラブルです。
3.W206について
W205は前期型のC180セダンと後期型のC200ワゴンに乗りましたが、エアサスの軟らかい乗り心地以外は、C180で十分で、エンジンに関しては少人数であれば、C180の方が乗りやすく、明かに静かでした(C180 は1600cc、C200は1500未満で、BSGは時に不快なショックを伴います)。W206の最大の利点は、C200後期のこの欠点が改善し、高価格車らしい、静かさと(遮音性が良くなった)なめらかさが得られたことと思います。(BSGがISGに変わっています) コイルサスですが、低速から高速まで乗り心地がよく、ボルボより高速安定性がよいです。アダプティブクルーズコントロールは、ボルボは初心者レベルのふらつきで、完全に任せているとヒヤッとすることがありますが、W206は安心していられます。フロントドアが、重くなり重厚感が出ています。実際のカメラ映像に重ねて表示されるARナビは、私には不必要ですが、曲がるタイミングがよく分からないと困っていた妻には好評です。ナビを含めた液晶画面がボルボ同様に縦長に大きくなったのは、かなり使いやすくなりました。車を二人で共有するため、それぞれの鍵を認識して、各種設定を個人別に調整してくれるのが助かります。標準のオーディオの音が、かなり良くなりました。W205の合成革と言うが、実際はほぼビニルシートよりは、W206の標準バックスキンと布のコンビネーションシートの方が、かなり座り心地がよいです。ヘッドアップディスプレイは、表示フォントが大きく、情報数も多く、視認性がよいです。
一方、気になるところは、フロント先端の地上高が低く、道路の上り屈曲部で擦ってしまうことがあります。新しい分、燃費の改善を期待しましたが、W205より2Km/L程度よいくらいで、2リットル7速DCTのボルボV60に劣ります(高速市街地燃費を含め)。ボルボより200万近く高いののに、V60より数々の装備が劣ります。特に、ボルボは、5年間はインターネット通信が無料で標準でYoutube、Chromeβ版、Spotifyが無料で使用できますが、メルセデスはインターネット通信は有料です。また、ボルボはリモコンエンジンスターターが無料ですが、メルセデスは有料です。
W204 を購入したときは、メルセデスベンツは憧れで、死ぬまでに一度は乗りたいと思い、中古車なら思いのほか安く購入でき、それまでの国産とは違う異国感や、同クラスの国産車より優れたデザイン、乗り心地に満足をしていました。しかし、メルセデスベンツCクラスも4代目となると、目が肥えたのか、感動が薄れてきているようです。
世界情勢の不安定さは増すばかりですので、今後車がどう変わっていくのか分かりません。乗っている車を見ると、その時の流行だけでなく、その所有者の経済力、嗜好など、語らずとも多くが分かります。車好きの一人として、将来に自分の軌跡を振りかえった時に、車と共に歩んだ人生を思い返すことができれば、このブログの存在価値が高まると思い、記しました。
ラベル: メルセデスベンツ、Cクラス、W206